【竜操教室 塾長日記】フライングが当たり前になると成績も当たり前に上がります。

学校では、やっと今年使うワークが配布されたようです。


塾へ来てまだ日が浅い生徒たちに、


「最初のほうの復習とか、簡単なところは今でも十分学習可能なので、さっさと終わらせておこうね!」


と言うと・・・


「やれって言われてないから、先にやると怒られる(かもしれない)」


と言って、なかなかやろうとしません。


こちらとしては、まだ学校では習っていないところもさらにどんどん進めさせたいぐらいなのですが、学校の先生に指示されていないことを勝手にするというのはなんとなく抵抗があるようなのです。


おまけに次の定期テストが中間テストではなくて、2か月後の期末テストということで、今からその準備をすると言われてもまったくピンとこないようだし・・・。


別に悪いことをするわけではないので、言われる前に勉強をしたからと言って怒られる筋合いはまったく無いと思うのですが、もし本当に怒られたらかわいそうなので、一応こちらも様子を見ながら少しずつ進めさせています。


そういえば、最近は100m走などの陸上の競技会では、フライングをすると一発アウトになるらしいですね。


まあ、競技なんだから当たり前っちゃあ当たり前ですけど。


でも勉強は競技だけれどフライングし放題ですよ。


フライング気味だとしても、前もってワークを進めておくことが、定期テストの成績アップにつながりやすいからこそ、塾長はそういうやり方を提案しているわけです。


当然、なんでもかんでも先取りがすべてというわけではありませんが・・・


定期テストでなかなか成績が振るわない生徒というのは、テスト直前の一番大事な時間の多くをテストの点数とは直接結びつかない無駄な作業に充ててしまっていることが多いのです。


単純に能力の問題でいろんなことに時間がかかってしまうという理由もありますが、それ以上に大きいのは、いつまでに何をどこまで勉強するのかという時間配分の問題です。


範囲が狭く基本的な問題が多い定期テストでは特に、事前の勉強の段取りで勝負が決します。


特に、スタートのタイミングを早めることができれば、多少の能力不足は充分カバーすることができるのです。


だから、学校のワーク類などは指示がある前からフライング気味に進めておくことが当たり前になるように意識を変えていってもらわなければいけません。


それに、同じ量の課題でも、前もってやった方が断然楽なんですよ。


それが理解できている生徒たちは、こちらが言わなくてもどんどん自分から前に進めるようになりますから。


成績も上がっていきますしね。

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