【竜操教室 塾長日記】シュート練習もせずに、シュートが決まるわけがありません。
中学校の数学なんて、バスケで言えばシュート練習みたいなものです。
シュートなんて簡単ですよ。
ゴールにボールを投げ入れればいいだけなんですから。
一度話を聞いたり、見たりすれば誰だってやり方はわかります。
でも、ただ投げただけでは簡単には入りません。
一つの場所からシュートを打ってみて、まずは入るまで練習するでしょ?
シュートの打ち方を習って、動作を理解して、そしてシュートが入るところまで。
でも、1回入っただけでは試合では何の役にも立ちません。
同じ場所から何回も入るまで、10回のうち5回しか入らなかったものが、9回、10回と入るようになるまで練習するのが当たり前です。
同じシュートでも、別の場所から打つのでは打ち方も力加減も違うでしょうし、ゲームの中でのプレッシャーや相手のブロックがあっても、それでも高い確率で入るようになるまで練習を続けないと、上手くはなりません。
ところが、これが数学の問題になると、解き方がわかって1問解けただけでもう出来る気になっているのです。
解き方を習ってすぐに、それも練習段階で1度できたからといって、それをテストや入試本番で使えますか?ってことです。
解き方がわかったり、一度解けたことがあるってことと、それをテストで再現できるってことは別の話ですから。
そもそも、シュートが1回入ったぐらいで公式戦に出ようっていうのが無謀なんです。
同じ問題や同じタイプの問題を何度も何度も、体が覚えてしまうまで解くことが勉強なのであって、一度経験するだけでは足りないのはわかるはず。
テストで解きたいなら、もっともっと勉強してください!
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