【竜操教室 塾長日記】目標に向かって、できることをできる範囲でコツコツと。

高木菜那選手が金メダルを獲った冬期オリンピックの新競技”マススタート”見ました?


競馬や競輪のような駆け引きのある(中高生は見たことないでしょうが)変な競技でした。


決勝でもエストニアの選手が一人だけ先行して、一時は半周以上も差をつけたのに、誰も追っていかないところが、素人には不思議でしょうがなかったのですが・・・。


よく解説を聞くと、エストニアの選手は最初からメダル圏内の最終順位3位以内に入ることをあきらめて、通過ポイントで入賞を狙っていたのだそうです。


結果、ゴールした時には後方でしたけど、狙い通りポイントできっちり4位入賞を果たしました。


やるからにはメダルを目指さないなんておかしいという意見もあると思いますが、自分の実力をしっかり把握したうえで、最高の成果を獲得するために戦略を練り結果を残したことは素晴らしいと思います。


コレですよ、コレ。


入試でも、常に100点を目指して頑張らないといけないのかというと、そうではありません。


自分の志望校に通るためには、合格ラインを上回っていれば良いのです。


普通科上位高へ合格するために高得点を取りにいく人と、商業科や工業科へ合格できる確実な点数を狙いにいくのでは、当然戦略が違うのです。


テストを受ける際の時間配分もそうですし、普段学習する単元や反復する問題の種類や難易度だって、目的に合わせて変えていくことが必要です。


入試まであと9日。


残念ですが、ここから急に何ランク分も成績が伸びることは考えにくいです。


できることは、今の自分の実力を当日100%発揮すること。


解けるはずの問題をひとつひとつきっちりと取り切ることです。


レベルによっては、まったく手の出ない問題もあって当然だというぐらいの気持ちの余裕を持って欲しいと思います。


目標に向かって、今できることをコツコツやっていきましょう。


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