【竜操教室 塾長日記】受ける前から合格が決まってるのは・・・

岡山市内の各私立高校ですが、ほぼすべての学校で、「合格基準」を明確にしています。


テストの点数はもちろんですが、内申点、つまり通知表の5段階評価の点数でも基準があります。


以前は、あくまで目安の一つ・・・・だったはずなのですが、いつの間にかどの学校も、その評点を超えていれば、よほどのことが無い限り合格する基準になっています。


入試を受ける前から、いやいや、出願する時点ですでに合格がほぼ決まっている学校がほとんどなのですよ。


しかもそれが専願でなくて併願でもオッケーだってところがびっくりなのですが、もはやそれが当たり前なので、びっくりする方がおかしいという状況です。


私立入試は大部分がもはやセレモニーと化していて、緊張感もへったくれもありません。


塾長は古い人間なので、せっかくの挑戦・成長の機会を、そんな楽をして切り抜けていて良いのか?と思いますけどね。


ただ、自分が保護者の一人として考えれば、使える制度は有効に使うべきとも思いますので、自分がドキドキしないで済む入試制度は悪くありません。


それに、通知表の点数をコツコツと確実に積み上げることも、それなりに大変な事なのは言うまでもありません。


「5」をたくさん取れる生徒が、総合的に安定しているというのは間違いないでしょう。


でも、3なのか4なのかぐらいの差は、評価をつける先生との相性でなんとでもなりそうな気もするので、その微妙な差で合否が決まってしまうのはちょっと疑問です。


まあ、これは世の中の流れなので仕方がありません。


大学入試だって、最近は一般入試よりも推薦入試の拡充が激しいですしね。


が、やはりモヤモヤします。


これで良いのか、本当に?

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