【竜操教室 塾長日記】計算は間違えることを前提に解くのが当たり前!!
高校入試の過去問を解いていて、こんな問題がありました。
次の計算をせよ。
15+17+19+21+・・・・・・・・・+33
あ~、あれね!って思う人は別に問題ありません。
工夫して解く問題ですね。
でも、計算の工夫がどうしても思いつかなければ順番に足していくしかないじゃないですか。
2桁の足し算ですから、小学生の低学年でも充分答えられる問題です。
ところがこれを、中3生が間違います。
あ~、計算ミス、計算ミス。
そう軽く考えているから、いつまで経っても簡単な問題でのミスが減らないのです。
2桁の足し算(途中から3桁+2桁になりますが)を10回も繰り返したら、正解しているかどうか不安になるのが普通です。
しかもテスト中に解いているのであればなおさら、スピードを出して解いているし緊張もしているので間違える可能性が高いわけで、当然ダブルチェックが必要になります。
簡単に言うと、15から大きい方へ順番に足したのであれば、今度は逆に33から小さい方へ順番に足してみて同じ答になるかをチェックするのが当たり前でしょ?
でも、計算ミスの多い人というのは、全然不安にならないのですね。
だから、ただでさえ面倒な計算をもう一度やってみようなんて発想がまったくありません。
ほんの数十秒、から1,2分のことなのに、それをやらないがために結構な確率で解けるはずの問題を間違えるということになるのです。
これは、大人になってからも同じことが言えます。
仕事が雑な人というのは、セルフチェックの甘い人です。
簡単な業務であればあるほど、自分がまさか間違えると思っていないので、結果としてミスが増えるのです。
テストの点数がちょっと落ちるくらいなら自分の責任ですから良いですが、大人になってからミスの許されない業務でケアレスミスが続くとものすごく困りますよ。
ということで、簡単な計算であればあるほど、その場で必ずチェックする習慣を身につけて欲しいと思います。
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