【竜操教室 塾長日記】置いてけぼり

「覚える英語」から、「自分で考えて話す英語」に!


どこかの英会話教室のキャッチコピーですけれど・・・。


正確には、今までの「覚える英語」だけではダメなので、これからはその上に「自分で考えて話す英語」を勉強しましょうってことでしょ?


聞く・話す・読む・書くの4技能を身につけるという方針は良いと思うのですが・・・


今までよりずっと大変なのは間違いありません。


当たり前ですが、自分で考えて話すためには、まず最低限の単語、文法を覚えないとダメですからね。


要するに「覚える英語」から逃げられるわけではないので、今までの「覚える英語」だけでもどうにもならなかった大多数の子供たちは置いてけぼり。


そもそも、大学入試でしっかり勉強をして受験をするのは全体の4分の1ほどですよ。


現状のセンター試験の英語でも、まともな点数が取れるとなったら、そのさらに何%かの上位層だけ。


その上位層にターゲットを絞って全体の、それも小中学校まで教育改革を進められると、その他の4分の3はどうしたら良いんでしょうね。


上位層は、どんな環境でも対応できるから上位層たるわけで・・・。


現実問題として、大学なのにアルファベットから教え直さなきゃいけない学生がたくさん居るという今の現状は結局変わらないか、もっとひどくなりそうに思うのは塾長だけでしょうか。

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