【竜操教室 塾長日記】この時期、先どりすれば良いってわけじゃないでしょ。

中学受験って、岡山の場合は1月で終わっちゃいます。


ということで、受験指導塾は2月から新学期、新学年の指導というのが定番です。


現6年生は中学準備講座ということで、先どりで正負の数をやったり、Be動詞をやったりということになります。


いや、優秀な子たちはそれで良いでしょう。


でも、普通の6年生の場合はどうですかね。


学校では6年生のまとめということで復習をしているはずです。


小数や分数の四則計算、基本の図形の面積、角度計算、倍数や約数、単位あたりの量、割合、速さなどなど。


算数だけでも超重要単元の目白押しのはずです。


それらを鼻歌まじりで解けるなら良いですが、実際はそんなことないはずです。


6年生の春に行った全国学力テスト。


単純な割合や比の計算問題ですら、その正答率は40%ほどですよ。


極端な話、クラスの半分以上は消費税の計算すらまともにできないレベルってことです。


中学に上がる前に確認しておかないといけないことは山ほどあります。


要するに、多くの6年生にとっては、今、先どりなんてやってる場合じゃないってことです。


中学準備講座という名前は別にどうでも良いのですが、その内容は、まず小学校で習う単元の復習に充てるべきというのが塾長の考えです。


雰囲気で流したらダメですよ。

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