【竜操教室 塾長日記】注意されているうちが華。自分の誤りを素直に認められるようになりたいものです。
歯ブラシにそんなに歯磨き粉をたくさんつけるの、おかしいよ?
ほんのちょっとで充分磨けるよ!
学生当時付き合っていた彼女にそう指摘されるまで、つまりそれまで20年ほどの人生で、塾長は歯ブラシには歯磨き粉を目一杯つけてました。
歯ブラシの端から端まで。
だって、テレビのコマーシャルで見ると、歯磨き粉を歯ブラシの幅一杯につけて磨いているじゃないですか?
だから、そう彼女に言われたときも、「なんだケチくさいことを言う子だなぁ」なんて本気で思ってました。
でも、そう言われてから、歯ブラシにつける歯磨き粉の量をほんのわずかにしてみたら、確かに、まったく問題なく磨けるわけで。
もし、あの時そういう指摘をされなかったら、今でもずっと歯磨き粉をめちゃくちゃ消費していたかもしれません。
まあ、そんな昔ばなしは置いといて、
何が言いたいかと言うと、自分の誤りについてちゃんと指摘してくれる存在は貴重なんだってことですよ。
自分では自分が正しいと思って行動しているのですから、自分の誤りに自分で気が付くというのは、実はとても難しいことです。
だから、子供のうちは、親や、周りの大人や、学校の先生が誤りを正してくれるのです。
仮に、そうした指摘に耳をかさずに我が道を進んでいても、何度でも何度でも同じ誤りについて指摘してくれるはずです。
それは、その誤りを直さないでいるとこの先必ず困るだろうと思って、その人のことを心配して指摘してくれているのですね。
でも、それもいつか終わります。
社会に出たら誰も指摘してくれなくなります。
心の中で、おかしい奴、嫌な奴と思っていても、面と向かって誤りを指摘してくれることはほとんど無くなってしまいます。
一度ぐらい指摘しても、それに聞く耳を持たない人には、もう2度と同じ指摘はしてくれないでしょう。
そうすると、もう一生その誤りに気が付かないまま、周りに迷惑をかけていたり、周りから嫌に思われていたりということになりかねません。
だから、誤りを指摘されたり、間違った行動を注意されているうちに、それを素直に受け入れて修正することが大切なんです。
なかなか難しいですけどね。
塾長のように独立してしまうと、直属の上司が居るわけでもなく、自分がどんなに間違っていても、それをわざわざ注意してくれる他人もほとんど居なくなってしまうわけで・・・
そうなると、自分で自分の誤りに気付くことができているか、修正できているかどうか、いつも不安になります。
そういう自分への自戒の意味も込めて、今日の記事を書いてみました。
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