【竜操教室 塾長日記】点数が取れなかった言い訳の続きです

3桁や4桁のかけ算割り算って、小学校の教科書レベルではあまり練習しません。


せいぜい2桁まで。


円周率が出てきて、そこでちょっとだけ3桁の計算をやりますけどね。


中学校になると、もう3桁以上はほとんど見ないですよ。


ワークでも4桁計算とかになると、計算機のマークが印刷されていて、要するに計算機を使っていいですよ・・・ってなってます。


小学校の時に塾でさんざん計算をやらされた(それも恐怖体制の元)塾長は、そんなんでいいのかなぁ・・・って常々思ってましたけどね。


まあ実際問題として、必要無かったわけで・・・今までは。


でも、あの共通テストですよ。


もちろん共通テストタイプの模試も含めて、4桁のひっ算、あるいはそれを適当な概数に修正しての計算をスラスラできる力が求められているわけです。


これ、中学受験組で小学校で鍛えられた子たちと、のんびり過ごした子たちでは、めちゃめちゃ能力差があるだろうと思われます。


それも、目に見えない、顕在化しにくい差。


あの共通テストにするなら、4桁までのひっ算ぐらいは教科書に入れて、公立小学校でも鍛えないと整合性が取れないんじゃないのかなと思います。


そこの能力を見たいのならってことですが。


まあね。


偉い先生たちや偉い政治家の人たちや偉い官僚の人たちは、自分が育った環境の中でも、今自分が接している環境の中でも、成績が中位から下位の生徒と接したことが無いでしょうから、仕方がないとは思いますけど。


そんなもん、できて当然って思ってるんです。


以前にも、「高校生はこんなに文章を理解できていないんだぁ~」って研究で明らかになってびっくりしている偉い先生が居ましたけど、そんなもん、学校で実際に教えている先生はみんな知ってたことで、驚きでもなんでもないわけで。


普段、優秀な人達の中で優秀な生徒たちしか見たことが無かったら、それ以外の世界を知らないのも無理ありません。


そんな人たちだけで作る”共通テスト”は、本当に”共通”と言えるのか、ってことですよ。


・・・と、点数が取れなかった言い訳です、すみません。

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