【竜操教室 塾長日記】苦手科目の弱点克服だけでなく、好きな科目をさらに伸ばすことも考えてみよう!

面談で、得意科目は何?と聞くと、ありませんと言い、苦手科目は何?と聞くと、全部と言う生徒が結構多いです。


好きな科目は何?と聞くと、ちょっとは答が変わるのですが、それでもやはり好きな科目はありませんと言う生徒も居ます。


仮に、自分の基準で好きだとか、得意だと思ったとしても、テストの点数が平均を超えてなかったり、周りの友達と大して差が無かったりすると、自信を無くしちゃうんですね。


好きなのに、この点数?って突っ込まれるのが嫌なんですよ。


それで、いつの間にか好きだったはずの科目も、得意だと思っていた科目も、ぜ~んぶ苦手!ってことにしてしまっています。


これはちょっともったいないことだと思います。


誰でも、どんなレベルでも、各教科ごとの好き嫌いはあるはずと思います。


勉強をしていく上で、好きな教科と嫌いな教科があったらどっちから始めます?


苦手の克服と、得意を伸ばす。


どちらも大切なのはもちろんですが、塾長はどちらかと言えば得意教科を伸ばす勉強から始めて欲しいと思っています。


塾への保護者の方のご要望で言うと、圧倒的に苦手教科の克服が多いのですが、はっきり言って、本人が苦手意識があって、しかもテストの点数も全然取れていない教科を伸ばすのはなかなか大変です。


でも、本人が少しでも得意と思っていたり、好きだと思っている教科を伸ばすのはそれほど大変ではありません。


例えば、得意と思っている数学が60点、苦手と思っている英語が20点として、どうしても苦手の20点をなんとかしなければ・・・というところに重点が行くのですが、3教科や5教科の合計得点を考えたときには、苦手の英語を20点伸ばすよりも、得意の数学を20点伸ばす方が簡単な場合も多くあります。


受験は5教科の合計点での勝負です。


それに、得意と思っている数学でさらに点数を伸ばすことができれば、自信をもって得意教科だと周りに言うこともできますし、プライドも持てるようになるでしょう。


そうすれば、勉強の完成イメージ、目指すべき到達点についても、その得意教科である数学が基準になってくるので、苦手な教科や嫌いな教科についての危機感や、何とかしないといけないという気持ちも強くなると思います。


苦手科目や嫌いな科目の勉強をダラダラとやって、結局中途半端な結果になってしまうのなら、思い切って得意科目をどんどん伸ばしていく方が何倍も良いです。


もちろん、時と場合によって、人それぞれということにはなりますが、苦手科目の克服で苦しんでいるようなら、ちょっと目先を変えてみてはどうでしょう?


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