【竜操教室 塾長日記】やれば良い!という考え方から抜け出さないとダメです。

あのさぁ、この前渡した漢検の過去問のプリント、やった?


ーはい、やりました。


じゃあ、あのプリントにある漢字は全部書けるのね?


ーえ?書けるわけないじゃないですか。


えっとぉ、何のためにプリントをやってるのかなぁ・・・・(/o\)


というような生徒との会話は、ほぼ毎日繰り返されます。


3年生は10月の自己診断テストも近いので、その対策でプリントを配っています。


そのプリントにしても、やらないわけじゃないけれど、できるようにはしていないという生徒が大半なのです。


それを指摘すると、


ーちゃんとやってるじゃないですか~


と反論されます。


やれ!って言われたからちゃんとやったのに、なんで文句言われるの?と思ってるんです。


ここまでくるともう意識の問題なのですが、究極で言えば、渡されたプリントをやったかどうかなんてどうでも良いんです。


提出しなさい!なんて言ってないですから。


大事なのは、やったかどうかではなくて、できるようになったかどうか、暗記できたかどうかでしょう?


今度のテスト本番で、同じことを聞かれたら答えられるようになっているかどうかじゃないですか。


そのための課題なのであって、目的はそれ以外にはありません。


なんだか、


課題と言えば無理やりやらされるもので、やれと言われたからやらないといけないもので、とりあえず答を書いて丸付けをしたらそれで終わり・・・


そういう間違った認識が植え付けられているんですよ。


やることが目的になっていて、それによって自分がどれだけできるようになったかなんて興味無いんですかね~


目の前の課題のひとつひとつについて、何のためにやっているのか、常に意識するようにしてほしいものです。


そこから変えていかないと、なかなかこの先厳しい人生が続きますよ。

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