【塾長日記】勉強は、「時間」ではなくて「成果」
子供の頃、とてもとても苦い粉薬をしばらく飲み続けないといけなかった時のことです。
どうしたらこの苦い薬を楽に飲むことができるだろうと思って、ある日、名案を思いつきました。
甘いジュースに混ぜて飲めば、美味しく飲めるんじゃない?
そう思って、粉薬をコップ一杯のジュースに溶かしてみました。
すると、当たり前なのですが、
コップ一杯のジュースが、すべて苦い、まずいジュースに変わって、とても飲めたものではありませんでした。
おまけに親に怒られて、そのまずいジュースを飲み干す羽目になり、一気になんて飲めませんから、ちびちびと長い時間をかけて飲むことになってしまいました。
単なる馬鹿ですね。
めっちゃ苦くても、一気に飲んだ方が結局楽なんだということをその時覚えました。
何の話をしているかというとですね。
勉強の話です。
それも、夏休みの課題。
塾に来て、夏休みの課題をやっている生徒もいるのですが、中には課題をやるのが面倒だからという理由で、やたらと時間をかけて、ダラダラと進めている生徒も居ます。
学校の授業のように時間で区切られているのであれば、ダラダラやった方が楽です。
ダラダラやっても、時間は過ぎていくからです。
でも、課題はそうはいかないでしょ?
ダラダラやればそれだけ課題を終わらせるまでに時間がかかるわけで、結局、机に向かっている時間が増えるだけです。
友達と遊ぶ時間とかゲームをする時間が減るだけなのですが、その理屈がわかっているのかいないのか。
勉強は、最終的には「成果」で測られるもので「時間」で測られるものではありません。
だらだらして、その場を楽しているつもりでも、結局良いことはなにも無いのです。
そういう理屈を理解できる人間になって欲しいと思います。
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