【塾長日記】かつては日本の基幹産業だったんですよ。

「なまいと」って何?


そりゃ、「きいと」って読むんじゃけど。


カイコって知ってる?芋虫みたいなやつ。あれが吐く糸のことじゃが。


キモっ!


絹って知っとるじゃろ?シルク。シルクロードのシルク。あれの原料。


そんなキモいもん、誰が着るん?


え?先生のネクタイもシルクじゃけど・・・


うわっ、キモいから近寄らんで!


なんか、毎年定番のような会話になってますが、今日はそこから先がちょっと違いました。


なんで”生”を”き”と読むんかなぁ・・・


そうだね。「生そば」って知らない?「生パスタ」とは違うで。


・・・・


ということで、カイコが気持ち悪いという話ではなく、”生”の読み方の話になりました。


たしか、昔昔どこかの中学受験の問題で、「生」の読み方の例を知っているだけ挙げなさい!みたいなのがあって、当時バイトで塾講師をしていた塾長は(大学生の頃です)、御三家を狙っている6年生女子との勝負にあっさり負けた覚えがあります。


漢和辞典を調べると、常用では、

1.ショウ  2.セイ  3.い-かす  4.い-きる  5.い-ける  6.う-まれる  

7.う-む  8.お-う  9.き  10.なま 11.は-える  12.は-やす


の12個しか載ってませんが、一説には100通り以上あるそうです。


生業(なりわい)とか、弥生(やよい)とか、生憎(あいにく)とか。


羽生でも、(はにゅう)と読んだり、(はぶ)って読んだりしますしね。


大学生当時の塾長は、せいぜい10個ぐらいしか言えなかったのですが、その勝負に勝った6年生女子は20個くらい言えて、まだまだ出てきそうなくらい語彙が豊富でしたね。


たしかその子はその後あっさり”桜蔭”へ合格しましたから、さもありなんって感じでしたけど。


やっぱり語彙ってすごく大事。


とりあえず、生糸ぐらい知っておいてくれないと。。。


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