【塾長日記】自主性を重んじることがすべての始まり。

昨日、高校野球の強豪校の監督さんがテレビのインタビューでおっしゃっていたのですが・・・


「あれこれと指示をしてやらせるのではなく、できるだけ選手個人個人の自主性に任せている」と。


練習時間中は目の前で様子を見れるけれど、練習が終わったらそのあと何をしているのかまで、付いて行って管理するわけにはいかない。

何を食べているのか、いつ寝ているのか、そこまでの管理は不可能だから、できるだけ自主性を引き出すような指導をしている。


のだそうです。


まったくその通りですよね、と思います。


結果を出している強豪校の監督の言葉にはそれなりの重みがあるので、同列に語るわけにはいかないのですが・・・


それでも、同じことはいろんな活動でも言えるわけで・・・


勉強においてももちろん、誰かにやらされるだけではいつまで経っても限界があります。


何をやらないといけないのかを自ら考えて行動できるようにならないと、なかなか成果は出ないのです。


いつまでも誰かが手取り足取り教え続けられるものではありません。


学校や塾へ行けと言われるから行き、勉強をやれと言われるからやる。


週にたった2時間程度の時間を誰かに管理されたからと言って、それ以外の膨大の時間の使い方を自分自身でコントロールできなければ、ほとんど意味がありません。


仮に限られた塾の時間で真面目に勉強をさせることができても、学校の授業をいつも真面目に受けているかどうか、家でいつも真面目に勉強しているかどうかまで、チェックすることなんてできないですから、そこはもう本人の自習性に任せるしかありません。


”塾へ行きもしないし、やりもしないよりはまだましだ” というのは、子供のうちだけですよ。


なんで塾へ来ているのか、なんで今この問題を解いているのか、なぜできないのか、どうやればできるようになるのか。


ひとつひとつの問題の解き方を教えるのはもちろんですが、それ以上に、自分の行動の目的と意味と結果について自分なりに考えることのできる生徒を増やしていきたいし、そのためヒントを与え続けられる指導をしていかなければと思います。


まあ、結局それがめっちゃ難しいんですけどね・・・

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