【塾長日記】無駄な使い道しか知らないのは本当に不幸です。

最近の中学生は、ほとんど全員がスマホ所持者と言ってもいいぐらい。


塾へも持ってきてる子が多いです。


別にうちの塾では持ってきていることに目くじらを立てるわけではありませんし、ラインなどで急ぎの連絡があれば、それを見たり返信したりすることも、絶対禁止というわけではありません。


どうせ一人で勉強をしていたら、そういう誘惑とも自分で戦っていかなければいけないわけですし、自分で自分を律する訓練でもあります。


マナーやTPOも考えながら、上手く使えるようになればそれで良いので、ともかくなんでも禁止すれば良いというわけではないと思っています。


それはそれで良いのですが、


子供たちがスマホを何に使っているかというと、そのほとんどがラインとフェイスブック、Twitterだけなんですね。


あとは、動画を見るか音楽を聴くか。


あ・・・、あとはゲーム。


それらはもちろん、いろいろ楽しいですけれど、そのために、月額でいくらお金を払ってるのか、本人たちは理解してるんでしょうか。


携帯本体だって、何万円もする高級機なのに、扱いはまるで数百円のおもちゃ並みにぞんざいなのが気になります。


それに、


ゲームやラインをするなというわけじゃないのですが、スマホには他にも有効な使い方があるということを全然知らない子が多いというのが問題と思います。


昨日も、ワークの答を学校に忘れてきて、ワークの答合わせができない・・・と困っている生徒が居たのですが、そういう時こそ、誰かに写メで送ってもらえば済むじゃないですか。


範囲表を無くしてしまった生徒も居ますけど、誰かのを写メさせてもらえばいいし。


英語の勉強をしている時に、わからない単語があればグーグル君に聞けばいいですし、社会や理科の用語だって、簡単に教えてくれます。


計算機にもカレンダーにも、タイマーにストップウォッチにもなりますし。


「先生、明日晴れると思う?」なんて素人に聞く前に、自分で天気予報を見ればいいじゃないですか。


そういう方向に頭が働いていません。


まあ、高校生になるとさすがにいろんな使い方を覚えてくるようですけれど、中学生は本当にまったくダメですね。


手の中にある素晴らしい機械の有効な使い方がちっともわかっていなくて、どちらかというと時間もお金も無駄になる使い方しか知らないというのは、とても不幸なことだと思います。


世の中にこれだけ普及してくると、今さら ”子供は使用禁止!” なんてわけにもいかないですし。


21時以降はダメとか、学校への持ち込みはダメというような禁止事項だけ守らせようとしても上手くいくはずがありませんし。


発想を変えて、もっと有効な使い方や費用対効果の高い利用方法など、スマホの有効活用について、小中学生の頃からしっかり教えていくべきじゃないでしょうか。


ほんと、もったいないと思います。

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