【塾長日記】なぜなのかを考えることができるかどうかが成長のカギ。
テストが返されて、思ったよりも悪い点だったときに何を考えてますか?
あ~悪かった。
また怒られる。
高校どうしよう。
そんなことばかり考えていませんか。
そんなことをいつまでも考えていたって、すでに終わった結果は変わらないばかりか、次のテストもその次のテストも同じような結果になってしまうでしょう。
テストが返却されてまず考えないといけないのは、なぜその点数になったのかということです。
特に、思ったよりも悪い点数だったとき。
どの問題を間違えたのか、それはどうして間違えたのかの理由をひとつひとつ考えていかなければいません。
聞いたことも見たこともない問題だったから間違えたのか、
それとも答や解き方を習った覚えはあるけどすっかり忘れていたのか、
覚えていたはずだけど忘れてしまったのか、
覚える気はあるけど、もともと覚えていないのか、
覚える気はあるけど、時間が無かったのか、
勉強段階から解くことをあきらめていた問題なのか、
できなかった理由や間違った理由をひとつひとつちゃんと考えていますか。
原因をすべて探ってみると、実は受ける前からその点数で妥当だったということはよくあります。
自分が勝手に思い描いていた理想の点数は、最初から理想であって、現実にはそこに向けた準備が全くできていないので、とてもそんな点数は無理じゃないの?
そう、自分で理解することが必要なのです。
学校の先生や親からテストの解き直しをやるように指示されても、そこの理解が無ければ、ほとんど次にはつながりません。
なぜ間違ったのか、なぜできなかったのか、その原因をひとつひとつ自分で理解し、対処していかなければ、何も変わらないからです。
ただただ、理想とかけ離れた現実を、毎回つきつけられるだけに終わります。
これはテストのことだけではないですよ。
部活動においても、日常生活においても、友達関係でも、社会に出てからでも。
何か上手くいかないことがあった時に、その原因をひとつひとつ考えて対処できる能力が大切なのです。
身の回りのこと、すべてにおいて、なぜそうなるのかを考え続けること。
出来る人というのは、その能力に長けていると塾長は思います。
ともかく、
返却された答案を前にして、やみくもに解き直しをするのではなくて、なぜ間違えたのかをまず考えるようにすることから初めて欲しいと思います。
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