【塾長日記】来週は大切な自己診断テストですが・・・。国語の選択問題がいつも”作文”でないのは面倒だから?

来週は6月度の自己診断テストがあります。


中3生にとって、この自己診断テストは県立入試の予行演習の貴重な機会です。


出題形式もほぼ同じ、難易度もほぼ同じ。


だから、この結果がどのように推移しているかが、志望校選定の大きな資料になります。


4月と6月の結果を受けて6月の三者懇談である程度志望校の絞り込みが行われ、9月と10月の結果を見て11月には受験校がほぼ決まってしまいます。


本番の入試はまだまだ先と思うのは大間違いで、要するにあと3回の自己診断テストの結果でほぼ進学する高校が決まってしまうのですよ。


そのうちの1回である来週の自己診断テストは、本番入試を受けるぐらいの気合を入れて臨んで欲しいと思います。


ところで、自己診断テストの範囲表を見ると、国語の選択問題がまた”作文”じゃない方になってます。


岡山の県立入試本番では必ず条件作文が出題されているのですが、竜操の国語科の先生は、その予行も兼ねた自己診断テストの選択問題でいつも作文じゃない方の問題を選択します。


なんで???


採点が面倒だからですか???


ちゃんと入試のことやその先のことを考えてますか???


そう言えば、塾長が子供の頃と違って、長期休み中の宿題からも読書感想文や小論文などの作文が消えつつあります。


消えてはいないのですが、自由研究や工作などの別の課題との選択制になって、強制ではありません。


高校入試においても、以前の”自己推薦入試”の時にほぼ全員が自己推薦書を書かされていましたが、それも無くなっちゃいました。


要するに、最近の小中学生たちは、昔に比べて作文をする機会がどんどん減ってきているように思います。


なんとなくですが、作文を何より苦手にしている子もかなり増えてきているように感じています。


ところが、最近の大学入試は、AOやら推薦やらという名前のもと、中堅どころの私大では、数学や英語などのテストをやらないかわりに、小論文のみ、自己推薦書のみというようなところが多いのです。


だから、高校の国語の先生は、受験生たちの小論文指導で大変苦労されていると聞いています。


まあ、大学入試は先の話としても、県立高校入試には条件作文が毎回出題されるのだから、少なくとも自己診断テストの選択問題ぐらいは、毎回”作文”にすべきと思いますけどね~。


条件作文なんて、練習すればだれでも書けるようになるものですから、それを学校のテストで一度もやらないまま入試を迎えるなんてことにならないことを望みます。(誰にお願いすれば良いのかはよくわかりませんけれど・・・)

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