【塾長日記】英語に自信が無くてもニューヨークで勝負しようとする勇気に拍手です。
お笑いにはあまり詳しくないのですが、ピースの綾部さんがニューヨークに渡って初仕事をしたという記事が気になりました。
記事を読む限り、英語は、まだまだこれから勉強するらしいです。
お笑いの部分でも、日本の実績がそう簡単に役に立つわけでもないでしょうし。
それなのに、単身ニューヨークへ行って勝負してみよう!という勇気に心から拍手を送りたいと思います。
批判もいろいろあったと思いますが、とにかくやってみるという姿勢が凄いと思います。
多くの普通の人は、英語って、何に必要だから学ぶのかをはっきりさせないまま、10年近くも学ぶんですよ。
で、結局それをまったく使わない。
だから、突然道端で外人に声をかけられてもアタフタしちゃうわけで。
その、一生に何回あるかわからないような偶然のために、英会話学校へ通ったり、スピードラーニングを買ったりするのって、馬鹿みたいと思います。
(そういう塾長も、何の当てもなくイーオンに通ってた時期がありますが。)
義務教育で基本的な内容を一通り習うのは、他の教科も含めて、目的がわからなくてもアリだと思いますけどね。
それ以上の専門的部分については、本来は必要に迫られて学ぶものではないかと思います。
海外で勝負してみよう! やりたい仕事には英語が必要だ! だから英語を勉強しよう!
というのがごく自然な流れだと思います。
スポーツ選手だって、ドイツに行けばドイツ語の必要に迫られ、イタリアに行けばイタリア語の必要に迫られて、そこから頑張るわけでしょう?
英語が喋れるようになったから、だから何をする?というのはちょっと順序が違うように思います。
英語は目的ではなくて手段のひとつ。
結局、今のところは多くの中高生が、大学入試や高校入試で必要だから、そのために英語を勉強しているのであって、それ以上でもそれ以下でもないと思います。
その後、必要に迫られれれば他の能力もついてくるでしょうけど、必要でなければそこで終わりです。
テストや入試以外で、自分が英語を使う場面を具体的に想像していないのです。
そんなんですから、英語を10年も勉強しても喋れないというのは当たり前のように思います。
そもそも、突然、外人に街で道を聞かれた時にどう対処するかを目的に勉強しているわけではないですからね。
そうは言っても、最近はALTの先生や留学生など、日ごろからネイティブと触れ合う時間も多いので、昔とは変わってきているとは思いますが・・・。
だから、新しい入試制度になって、このあたりが大きく変わってくるのか、それとも既存の焼き直しなのかがとても気になります。
多くの生徒たちにとって、英語学習の最優先の目標が入試にある以上、そこを変えていかないと何も変わらないと思います。
もし入試制度が大きく変わらないとしても、
将来こういう事をやりたいから、だから今英語を勉強する!
そういう考え方になる若者が増えていってくれれば良いのになと思います。
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