【竜操教室 塾長日記】教材を与えれば良いってわけではなく・・・

塾と言えば、オリジナルの教材の優劣を競うものだと思っているところが多いのですが・・・


まあ、素晴らしい独自教材を持っていることは大切とは思いますけどね。


でも、多くの中学生たちが、学校の教科書や教材をやり切れていないという現状を解決するためには必要ありません。


と言うか、そういう生徒の指導には、塾独自の教材は邪魔者でしかありません。


だって、やれって言われてることが上手くできていないから塾を頼っているのに、さらに別のことをやれって言われるの、辛くないですか?


体を鍛えるという目的だけなら、スポーツジムでいろんな器具で負荷を与えるのは良いことでしょうけど。


毎日100回腹筋をするというノルマがあるのに、そしてそれを体力的にできなくて困っているのに、さらにジムで負荷をかけ、もちろん家では100回の腹筋をしないといけないという・・・


それを無理やり続けて体力がついてくればいいですけどね。


まあ、大多数は最初の段階で体力的にも心理的にも嫌になってしまうのが普通ですよ。


まずは、ノルマの腹筋100回がちゃんとこなせるように見守ってあげるところからでしょう。


それができるようになって体力的にも心理的にもモチベーションにも余裕が出てきたら、それ以上の負荷を少しずつかけていけばいいんです。


それなのに・・・・


入塾したとたんに、生徒の状況は関係無しに、オリジナル教材を1年分どーんと買わせるのっておかしくないですか?


生徒の気持ちになればわかりそうなもんです。


宿題も終わってないのに、その横にさらに別の問題集を積まれるんですから。


だから、まずは学校のことを上手く回せるようにしていく。


その上で、少しずつ負荷をかけていく。


それがうちの基本コンセプトなのです。

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