【塾長日記】勉強量は、何時間机に向かっていたかではなく、何ができるようになったかで計るもの。

なんか、ここ数日まったく同じような記事ばかりになっているのですが、それだけ毎日生徒たちに同じ話をしなければいけないということです。


それだけ、根本を理解しないまま、ただなんとなく勉強をしているフリの生徒が多いのです。


定期テストに向けて、何を勉強するのか尋ねると、ほとんどの生徒が、


ワークを終わらせる!


と言います。


提出指示されている課題ですから終わらせるのは当たり前です。


でも、ワークを終わらせるって、具体的にはどんなことなのでしょう。


答を丸写しして、適当に〇付けをして終わりなのか。


一応、ちゃんと問題を読んで、自分なりに考えて答を書いてから、それを〇付けするのか。


そう言うと、多くの生徒が、


いや、俺、ちゃんと真面目にやったよ!


と答えるんですね。


答の丸写しなんてズルいことはしてません!ってことだと思うんですけど・・・。


実はこの”真面目にやった”というのが曲者なのです。


答を丸写ししようが、真面目にやろうが、ワークを一通り終わらせただけでは、テストで点数は上がりません。


答を丸写しするだけに比べて、ちゃんと自分で問題を読んで考えながら解くと、とても時間がかかります。


もちろん、疲れます。


これが勉強の達成感につながります。


やっとワークが終わった・・・


すげぇ真面目に頑張った・・・


偉いな俺・・・


まずいのは、そこで終わってしまうことです。


テスト勉強をしているはずなのに、いつの間にかワークのページを埋めることで満足しているのです。


いつも言うことですが、テストでいつも以上に結果を残すためには、今できないことをテストまでにできるようにしなければいけません。


ワークを一通り解いただけでは、自分が今できないところを見つけただけで、それをできるようにしたわけではありません。


真面目にやろうが、いい加減にやろうが、できないことをそのまま放置していたのでは結果はさほど変わらないのです。


だから、ワークについては、最初から2回目、3回目の解き直しが大前提です。


仮に時間的な制約で一通りしか解く時間が無いとしても、そこを意識しているかどうかで結果は全く違います。


ワークを終わらせたことで、自分は何ができるようになりましたか?


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