【竜操教室 塾長日記】1回でできるようになると思ってるの?
ワークもう終わった?
はい、終わりました。
じゃあ2回目やってね!
へ???
・・・て感じなんですよ。
そもそも2回目をやるっていう概念が頭の中から抜け落ちてるんです。
授業プリントだってそうですよ。
提出して戻ってきたらそれで終わりだと思ってるんですね。
だから、くちゃくちゃにしてゴミになる。
整理整頓のできる子なら、ファイルに順番に綴じるところまではできるけど、何のために綴じているのかを理解していません。
もう2度と見ないのなら、面倒だから綴じたりしないで、さっさと古紙回収に出せばいいんですよ。
勉強って、何か新しいことをやると思ってるんです。
塾へ行くと、何か別の新しい教材をやると思ってるんです。
教材も収益源のひとつなんで、そういう塾ばかりですけどね。
そうじゃなくて、まず習ったことを理解して、1回解いたことのある問題をちゃんと解けるのかを確認することからです。
学校で配布されるワークにしても、プリントにしても、とてもよく練り込んで作られた大切な教材です。
もちろん、教科書だってそう。
そこがわかってきたら、そもそも1回目に解くときに何をしないといけないかが見えてきます。
解けない問題の答を写すにしても、もう1回これを自分でやるんだなと思っているか、それともその場限りで終わりなのか。
そこの意識が有るか無いかで勉強の効率も全然違うんです。
高いお金を払って塾へ行って、高いお金を払って学校とは違う教材を買わないと成績が上がらないってわけではありません。
学校の授業をちゃんと受けて、学校の課題をちゃんとやって、あとはそれを自力でできるようになるまで繰り返すだけです。
それを理解させるのが塾長の仕事です。
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