【竜操教室 塾長日記】塾の宣伝って難しいですよね。
よく塾の宣伝で、いちいち塾内平均点と学校平均点を比較して「凄いでしょ?」というのを見かけますが・・・、あれって意味ありますか?
傾き(変化の割合)は、2点間を比較することで求められます。
塾って、時を追ってその傾き具合を変えるところが評価されるべきところだと思うんですけどね。
なんか、母集団だって違うのに、ただ1点をとらえて、その水準の高低をアピールされても・・・って感じです。
例えば、学校のクラスが習熟別に分かれているとして、上位クラスの担任の先生が、他のクラスの平均点と自分のクラスの平均点を比べて、「ほら、俺のクラス(つまり指導している俺)、凄いだろ?」って自慢することあると思います?
学校現場ではそんなことありえませんけど、塾業界では普通にそれを宣伝してますよね。
いや、凄いのはあなたのクラスやあなた自身じゃなくて、そこに所属している生徒たちだろってなるだけなのに。
そして、そのレベルでは、そもそも自分で伸びる力を持っている生徒がほとんど。
すでに上向きのベクトルをもう少し急にするのと、そもそも下を向いているベクトルを横に向け上に向けていくのとでは、求められているものがまったく違います。
大切なのは、そこに良い変化があるかどうかと思います。
もちろん、もともと上位の生徒を預かって、それを維持向上させることもとても難しいことですが、たとえスタート地点がどこからであっても、通ってくれたことで必ず良い変化をもたらすことができる、うちではそういう指導をしていきたいと思っています。
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