【竜操教室 塾長日記】失敗は成功のチャンス!

数学の計算問題で、答合わせをしてみると間違っていた・・


という時の対応で、その後の伸びがまったく違います。


ただ✖をして、赤で正解を書き込んで、はい終わり!というのは論外ですが・・・


経験上、その論外で終わらせている生徒もかなり多いと思います。


いやいや、ちゃんとやり直してますよ~という人も居るでしょう。


でも、特に計算問題の間違いは、ただやり直して正解すれば良いというものではないのです。


だって、やり直して正解できるような問題を、なぜさっきは間違えてしまったのかを追求していないからです。


解き方のわかっている計算問題は、限りなく100%正解しなければいけないものです。


1回目に間違って、2回目に正解。


これではまだ単純に50%の正解率でしかないので、次に同じタイプの問題を解いた時にはまた高い確率で間違ってしまうかもしれません。


解き方はわかっているのに・・・ですよ。


100%の正解率に近づけるためには、解き直しをして正解することよりも、なぜさっきは間違えたのかを追求することの方が何倍も大切なのです。


よく、解き直しをする時に、さっき間違えた途中式を消してしまう癖になっている生徒が居ます。


そんな生徒は、自分の間違いを見つけるという概念を持っていないので、それでは何度やり直してもなかなか進歩しないのです。


例えば実際の例をあげると、中学生なのに九九で、6×7を42ではなく、なぜか48と間違えてしまう生徒が居ました。


それも、毎回間違うのではなくて、10回に1回、あるいは30回に1回くらい。


今までの学習の中で、間違えた時にいつも、「あ、6×7は42だった・・・」と自分の癖を意識していれば、その間違いを中学校まで引きずることは無かったはずなんですけどね~と思います。


足し算の繰り上がりとか、引き算の繰り下がりとか、小数の桁数とか、いろいろですよ。


それも全然わからないのではなくて、ごくたまに特定の計算を間違える癖がある・・・


解き方はわかっているのに、たまに間違える・・・


というのが問題なのです。


計算ミスを防ごうと思うのなら、自分が何をどのように間違えたのかをチェックして修正していくことをぜひ習慣にしてほしいと思います。

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