【竜操教室 塾長日記】目的は、できないことをできるようにすること。

塾で、今日はこれやろうか・・って渡したプリントの答合わせのやり方を見ていると、これはマズイなと思うことがよくあります。


サッカーでもバスケでも、シュート練習をするじゃないですか。


あれ、何のためにやってますか?


それはもちろん、試合で実際にシュートを決めるために決まってます。


だから、練習をしたかどうかとか、何回やったかとか、そういうところに興味を持っていても仕方がありません。


上手くなるまで、自分が納得するまで、練習するんですよ。


試合で上手くいかなかったら、反省して、また次の試合に向けて黙々と同じ練習をするだけです。


勉強だって同じです。


やれと言われて出される宿題はきっかけに過ぎません。


何のためにこの宿題をしているのかをしっかり考えて欲しいのです。


出さないと叱られるからやっているのか、できるようになろうと思ってやっているのか。


目的なんて何も考えずに同じようにやっている限り、絶対にできるようにはなりません。


ただ条件反射的に答を埋め、丸を付け、間違いを赤でなおし・・・


それが「宿題を終わらせる」という作業ではあっても、「できるようになる」という勉強ではないということが理解できず、混同されています。


だから、提出しなくてもよい塾のプリントでも、学校の提出物と同じように条件反射的な作業をして何の疑問も持たないんですね。


それが勉強だ!って勘違いをしているから。


小学校からずっと、学校でも、家庭学習でも。


この勘違いを今さら修正するのは、本当に難しいですが、それを頑張ってやるのが塾長の役目と思っています。


何をやったか、ではなくて、何ができるようになったか、をいつも考えて欲しいと思います。

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