【塾長日記】必要なのは、自主的な気持ち

夏休みも終盤に入ってきて、課題の山という現実に気が付いた子たちが、やっと自習に顔を出すようになってきました。


夏休みに入る前からお盆休み前までは、「課題は早めに!できればお盆までに終わらせること!」と毎日念仏のように唱えていましたけど、


終盤に入ってきた今は、塾では逆に敢えて課題の状況を聞かないようにしています。


半分くらいの生徒は、ほぼ宿題が終わっている状況ですから、現時点でまだ多くの宿題を残している生徒たちは、わざわざ言わなくても、今やらないとヤバいことは自分でも十分理解できているはずです。


なんでもっと早くやらなかったんだろうという反省も大事だし、今から何をどれだけ頑張らないといけないのかを考えるのも大事だし、そしてそれをちゃんと実行することも大事です。


それを自分でやる前に、いちいち他人からうるさく言われたのでは、いつまで経っても自主性なんて育つはずがありません。


無理やり塾に来させて無理やり課題をやらせるのは最終手段。


ぎりぎりまでは、生徒たちを信じて、自主性に任せてみるべきと思います。


すでに課題を終えて余裕顔の生徒たちだって、去年はひどかったんですからね。


去年の反省を今年に活かし、今年の反省を来年に活かす。


勉強だけのことではありません。


人生なんてこの繰り返しでしょう?


大人がすべて管理して、一から十まで指示した方が、即効性はあるかもしれませんけど、いつまでも誰かが管理してくれるわけではありません。


誰からも管理されることなく、できるだけ自分の力でやっていけるように導いていくことが、指導の大前提になければいけないと思います。



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