【竜操教室 塾長日記】間違いに学ぶことができるかどうか。

問題を間違えます。


でも、どうして間違えたかのチェックをしません。


ここがダメなとこ。


数学の問題で言うと、


解き方の方針が間違っていたのかもしれないし、単に計算ミスをしたのかもしれないし、最後の答を解答欄に転記ミスしたのかもしれないし、問題を読み間違えていたのかもしれないし、問題の前提条件を見ていなかったのかもしれないし、聞かれていることを答えていなかったのかもしれないし・・・


間違いの原因は、その問題を解くことのできる知識が無かったというだけでなくて、それ以外にもいくらでもあります。


そのチェックをする癖がついていないと、間違えた原因はすべて「そもそも解く方針が間違っていた」または「解くだけの知識が無かった」の2つに集約されてしまい、自分は数学が苦手なんだという暗示にかかっていくことになるのです。


いやいや、解き方も間違ってないし、最後までちゃんと解けていたけど、ただ答を書くときに転記ミスしただけとか、聞かれていることに答えていなかっただけで✖にされてしまったんだったら、別に数学の力が無いということではなくて、単なる注意不足です。


おまけに、せっかく解き方は理解できているのに間違ってしまうと、次に同じ問題に出会った時に、「この前はこの解き方で間違っていたから・・・」なんて大きな勘違いをして、さらに大混乱に陥ってしまうんです。


もともと解き方は間違ってないんだよっ!(怒)


あなたさっき「ー5」って書くところを、自分の途中式の字を見間違って「5」って書いただけでしょ!


・・・みたいな。


過去の過ちに学ぶことができるから、人は前進できるのです。


間違えた問題は必ずどこを間違えたのかその場でチェックするようにして欲しいと思います。

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