岡山県内私立高校入試倍率

私立高校の倍率が発表になっていました。明誠Ⅲ類は86.6倍。いつもこれを見てびっくりする人が居ます。県立と併願であれば、両方合格したらほとんどが県立へ抜けてしまうわけで、合格者数はもちろん定員の何倍も水増しで発表されるので、実質的な倍率はもっと低いのです。87人に1人しか行けない難関というよりは、87人の中で1人しか入学しない(あとは県立へ)と思った方が良いです。もちろん、朝日の併願滑り止め校ですから難関であることは間違いないのですが、数字の大きさは何の関係もありません。毎年毎年、この私立の倍率発表に意味があるのかよくわかりません。まあ、人気のバロメーターにはなりますけどね。そういう意味で、今年は就実が人気を集めたということはよくわかります。男子だったら、内申評定が一定以上あれば、県立との併願でも出願するだけで合格の確約がもらえるわけですから、とにかく早く決めて安心したいという受験生とその保護者のニーズをうまくつかんでいると思います。ただ、たとえ何千人受験生を集めようとも、最終的に入学してくれる生徒が何人になるかが問題で、県立志向の根強い岡山では、各私立校の生徒集めは本当に大変だろうと思います。そんなこともあってか、新聞発表ではわかりませんが、各私立とも”専願”での募集に力を入れているようです。生徒を囲い込みたい私立高と、早く楽になりたい生徒のお互いのニーズがマッチして、各校ともここ数年少しずつ専願での入学が増えていると聞きます。塾長はあまり良い傾向とは思いませんけどね。だって、”専願”で”確約”ともなると、現時点でもうすでに受験は終わったようなもの。言い方は悪いですが、年を越えたらあとは卒業まで遊んでいればいい・・・という生徒が年々増えているということになります。それってどうなんですかね?と塾長は率直に思います。すべての専願者がそうだとは言いませんが、楽な道楽な道へ進むことが、果たして将来社会へ出るための準備として適切なのか、とても疑問です。成長する過程では、各年代でそれなりの苦労はしておいた方が、結局はその子のためになるのでは?・・・と塾長は個人的にはそう思います。そういえば大学入試もセンター一発ではなくて、達成度テストなるもので通年評価するように変えるそうですが、それって結局、大学の青田買いを増やして、早々と合格を決めてあとは遊んでしまう高校生を増やすだけになりませんか?と心配です。一発勝負で、最後の最後までスパートさせる方が良くないですかね。結局、楽な方へ楽な方へ進ませておいて、社会に出た時のギャップを大きくしているのではないでしょうか。ここ数年の高校受験の状況を見てそんなことを思いました。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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