論理的思考
算数や数学の勉強で、計算はそこそこできるのに、ちょっと文章が書いてあると手が出ないという生徒が多いです。小学生で多いのは、文章題に出てくる数字を、とりあえず足してみたり引いてみたり、違ってたらかけてみたり割ってみたり。単位変更が一つでも絡んでいたら、まるででたらめな式になるのですが、そんなことまったく気にしません。さらに中学生になると、方程式や関数で、問題文に即した立式ができません。要するに文章に書かれている日本語が理解できていないのですね。主語が何で、述語が何で、どの言葉がどの言葉を修飾していて、だから結局何を求めないといけないのかがわからないというわけです。算数や数学の勉強において、四則計算ができるということはとても大切ですが、それが算数や数学の目的ではないということも知っておかなければいけません。大切なのは、ある問題を与えられて、その解き方、つまり解法を導き出すことなのです。どうやれば問題を解決できるのか、その過程を論理的に組み立てて、ひとつひとつ進めていくのです。これがこうだからこうなって。さらに、こうなるからそうなって。そうなるから、結果としてこうなる。こうした何重もの論理の組立てを、ひとつひとつ明確にしていくことこそ、算数・数学の目的と思います。四則計算は問題を解く過程で必要になるから習うだけです。単なる道具のひとつにすぎません。少し複雑になれば計算機。もっと複雑になればコンピュータ。計算だけなら、人間の頭でやらなくても、速く正確にこなしてくれる道具があります。でも、その道具に何を計算させるのかということについては、人間が自分の頭で考えないといけないのです。問題を的確に理解し、論理的に解決策を考える。それを鍛えているのですね、算数や数学の問題は。論理的な思考は他の教科でも通じる共通の能力です。いや、勉強だけじゃなくて、スポーツや趣味や、仕事でも絶対に必要な能力でしょう。それを子供のころからコツコツと鍛えているのが算数や数学の勉強です。だから、こんなん勉強して、意味あるんすかぁ?(・へ・)・・・なんて言わないで、しっかり鍛えましょう。自分のために。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
↓こちらへもどうぞ!「岡山人ブログ」岡山の素敵なブログが満載http://okayamajinblog.com/個別学習のセルモ 竜操教室のホームページはこちらhttp://selmo-ryuso.com/
0コメント