曖昧なままでは困ります。

○○高校に行くには、何点取ればいいの？？？とよく質問されるのですが、それに即答するのは無理です。なぜって、前提条件が無いから。普段の定期テストの話をしているのか、それとも自己診断テストの話をしているのか、あるいはその学校の入試問題での話をしているのかでまったく基準点が違うからです。今まで、そういうことを意識したことがない生徒には、まずそこから説明しなければいけません。定期テストなら、平均点が280点ぐらいのときもあれば、320点ぐらいのときもあります。科目別では、50点を切るときから、70点を軽く超えるときまで。それも一つの科目であっても、その時々でバラバラです。自己診断テストなら、もう少しバラつきは収まりますが、定期テストに比べれば概ね平均点は低めになります。だから、平均点が大きく違うのに、一概に何点以上なんて軽軽に言えないのです。まあ、その学校の過去問であれば、過去の入試データが明らかになっている学校がほとんどなので、○○点が合格基準点！とはっきり示すことができますけどね。このような各テスト間の平均点や分布の違いを修正して、自分の成績位置を示してくれる便利な数字が”偏差値”なのですが、塾の模試などを除いて、普段の学校のテストではこの偏差値を出してくれません。もちろん、各学校の合格水準だって、公式には発表されていません。だから実のところ、皆困ります。志望校を決めるのに、自分たちだけではなかなか判断がつかないのです。校内順位である程度のところは判断できると言っても、それでもかなり曖昧な部分は残っています。合格可能性を聞かれた学校の先生もそりゃあ困るでしょう。でも、だからと言って、「○○高校は、80点平均とれば大丈夫だよ！」と安易に答えるのはやめて欲しいところです。80点って、定期テストですか？それとも自己診断テストですか？あるいは当日の入試でですか？学校の過去の入試データから、ある程度の基準はわかっているはずでしょう？でも、それをはっきり示したりすることは絶対にありません。そういう内規なんでしょうね、おそらく。（まるで審査してみないとわからない銀行融資みたい。）詳しく知りたければ、塾で聞くなり、校外模試を受けるなりしなさい！学校は責任持ちません！・・・ってところですね。まあ、学校がそういう方針であれば仕方がありませんけれど。ただ、学校教育でいろんな意味での序列化を敬遠して始めてからもう長いでしょ？そろそろ、その総括があっても良いころではないですか？我々世代のように、序列化をビシバシとしていた昔と比べて、今は教育上どんな良い点があるのでしょうか？はっきりわかっていることがあるのであれば、誰か教えて欲しいところです。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ！とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック！

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