塾で宿題を出す前に。

宿題は何のためって考えると、結構哲学的です。もちろん、本人の学力を伸ばしてやるためなのでしょうが、考え方によっては、社会に出てからの仕事のやり方の基本を身に付けていくという意味もあるでしょう。これ、いついつまでにやっておいてねそういう指示にちゃんと従って、納期を守る。もちろん品質も守る。宿題はそういう訓練であるとも考えられるでしょう。どちらにしても、宿題は本人のためなのであって、だからこそ、本人が自分のためだと自覚していなければ、かなり効率の悪いものだと思います。やらされるだけの宿題に、意味はありません。それでも学校の宿題であれば、内申評定に直結するという面で、たとえ答の丸写しだったとしても無意味ではないでしょう。でもそれが、内申評定とは無縁の塾の宿題だったらどうでしょうね。本人はやりたくもない作業をやらされ、チェックする方も答の丸写しをチェックする時間をとられ、その上、本人の実力を向上させるという目的もさっぱり達成されないわけですから、意味がまったくありません。塾での宿題は、本人がそれを自分のためと自覚していないとダメなのです。だから、そういう人にはうちでも宿題を出してますよ。でも、そうでない人には、まずその前提条件として、宿題は自分のためなのだと理解させるところからです。出せばいいというようなルーチン的な宿題を塾が出すということは、百害あって一利もありません。家庭学習では、まず学校の課題をやるという流れができているかどうか、チェックをして欲しいと思います。できていなければ、まずその流れを定着させるところからです。それができるだけでも、劇的に成績が変化してくるはず。そういう事例は山ほど見てきました。だから、うちの塾ではまずそこからスタートです。学校の課題は全部期限内に出す。答の丸写しを減らして、問題をちゃんと読むようにする。出来なかった問題をテスト前に解きなおす。1度の解き直しだけでなく、何度も解きなおして問題と答を暗記する。そういう段階を、一歩一歩踏んでいけば良いのです。着実に！ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ！とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック！

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