ていうか、腹減った病

今日、来るの遅かったけど、何やってたの?「いろいろ」いろいろって、なんだよ。それより英語と数学の課題、ちゃんと提出した?「微妙」微妙って、なんだよ。出したの?出してないの?「いろいろ」「ていうか、先生、今日何曜日?」・・・・。これは、中学生との日常的な会話ですけど、まったく会話のキャッチボールになっていません。聞かれたことには全然答えていないし、自分が思いついたことはすぐに発言するし・・・。以前、あの有名な「花まる学習会」の高濱先生がテレビでおっしゃっていましたが、こういうキャッチボールのできていない会話を、「・・・ていうか、腹減った病」というのだそうです。高濱先生曰く、質問されていることは何で、それに対して自分は今何を答えなければいけなくて、それに対する相手の反応はどうなって、だから自分はそれにどのように反応して・・・そういうつながりで会話は成り立っているのですが、最近、それができない子供(そしてその親)が増えてきているのだそうです。質問に対して、明後日の方向で子供から答が返ってきたら、本当はその場で注意しないといけないのに、それをまた明後日の方向で返す親が増えていて、そういう家庭では、まともな会話力というのはなかなか養われないと言います。昔に比べてそういう家庭が増えてきたかどうかは別として、こういう会話しかできないと、面接なんかでは全く対応ができませんし、そもそも問題で尋ねられていることが理解できずに答えられないという状態になってしまいます。わからない問題に対しても、何がわからないのかとか、どうしてわからないのかなどを考えていませんから、解説を聞いてもなかなか理解できないのです。会話がキャッチボールできていないと感じたら、そのまま流さないで、面倒でもそこで立ち止まってちゃんとした受け答えになるように注意しなければと思います。生徒に質問をされたら、塾長ははまず最初に、「どういう問題なのかを説明してくれる?」とできるだけ聞き返すようにしています。どういう問題かを説明できないのに、解き方を聞いても理解できないからです。そして、どこまでがわかって、どこからがわからないのかについてもできるだけ説明させます。最初の頃は、この逆質問に答えられないことが多いですけどね。そのうちに、しっかり問題内容を把握してから質問するように変わってきます。あるいは、問題内容が把握できないので教えてください!というように、質問の質が細かく変わってくるようになります。こうなれば、その後の伸びがかなり期待できます。が・・・そうやって注意していても、なかなか「ていうか、腹減った病」から抜け出せない生徒も多いです。日常的な会話の質から変えていかないと、難しい部分かもしれません。聞かれたことを理解して、聞かれたことを答える。そういう当たり前のことをしっかりできるようにしていきたいと思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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