過去に学ぶ。

問題を解きます。間違えます。ここで、いったい自分はどこを間違えたんだろう・・・と考えることができるかどうかがすごく大切。さらに、ちゃんと自分の間違いを見つけて分析できる力があれば、言うことはありません。でもこれがなかなかできない。今までの学習習慣の中で、そういう訓練がほとんどできていないんです。たとえば、”連立方程式”なんて計算ミスをすごく起こしやすい単元なんですが、計算がどうもおかしいなと思った時に、どこで自分が間違えているかを予想しながらチェックすることができるかで、正答率は全く変わってきます。そもそも、計算ミスをしやすい単元だと思っているかどうか。そうそう、式全体を何倍かするときに、定数項へのかけ算を忘れたりするんだよね～、とか。加減法で、引き算する時に符号ミスをよくやるんだよね～、とか。そういう、ミスのイメージがちゃんと頭の中にある生徒は、もしミスをしても問題を解いている最中にすぐに気が付いて修正することができます。過去の失敗に学ぶことができているわけです。結果として、正答率が高くなるんです。ところが、そういうミスのイメージが無い生徒は、まず自分の計算が間違えているなんて思いません。仮に、どこかおかしいなと思ったとしても、どこをチェックしたら良いのかがわからないのです。だって、自分がどこでミスをするかというイメージを持っていないのですから当然です。だから、自分の間違った途中式をじーっと眺めたまま固まってしまったり、あるいは、完全にリセットしてまた最初からやり直したりということになります。ほら、やり直したら正解できたでしょ？今回はたまたま間違えただけ。という感じで、結局自分はどこをどのように間違えたのかについては興味が無いので、同じ失敗を繰り返します。しかも、その同じミスの繰り返しに本人はまったく気が付いていないということが致命的なのです。要するに、正答率の高い生徒は、自分が計算ミスをすることをよくわかっていて、その対処法を身に付けているのに対して、正答率の低い生徒は、自分が計算ミスをすることを理解していないということです。過去の失敗に学んで修正することができれば、歩みは遅くても着実に前に進むことができます。そこをしっかり意識づけしていかなければと思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ！とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック！

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