どこが大切なのかをよく考える

計算問題のプリントを渡されて、一通り解く。その上で答え合わせをして、間違っていれば正解を書き込む。これで、はい終わり!って思っている生徒がほとんどです。丸付けとは、文字通り丸を付けることだと思っています。だから、正解を書きこんだらそれで終わりなんですね。なぜ間違ったの?って聞いても、ほとんど答えられません。あ~、これは計算間違い!(^_^;)・・・と、さも当然のように答えます。計算問題のプリントなんですから、間違いは”計算間違い”に決まっているのです。大事なのは、どの部分の計算を間違えたのかを把握しているかどうか。カッコについている符号を間違えたのか、字が汚くて読み間違えたのか、九九を間違えて覚えているのか、単純な足し算引き算で間違えているのか、わり算の分母と分子を逆にしてしまったのか、分数の約分を間違えたのか、同じ”計算間違い”でも、その原因は様々なのです。その区別をまったく気にしないで、すべて”計算間違い”で済ませているうちは、計算力は絶対に向上しません。間違うか間違わないかをその日の運に任せていてはいけないのです。成績上位層の子たちというのは、自分のミスを無意識に分析する癖になっていますから、実際にはほとんど計算ミスは起こしません。一次方程式を100問解こうが、連立方程式を100問解こうが、解の公式を100問解こうが、同じレベルの問題であればほとんどミスはしないはず。なぜなら、解き方がわかっていて、しかも自分がミスするパターンも理解しているからです。そして何より、解き方のわかっている100問の計算問題があれば、100問とも正解するのが当たり前という意識があります。だから、もし間違いがあれば、絶対にその原因を追究することになります。原因を追究するから、同じミスを2度と起こさないように注意するので、さらにミスを起こしにくくなります。一方で、解き方がわかっていても100問も解いたら、そりゃあ2,3問はどうしても間違うでしょ?と甘く考えている限り、レベル向上はありません。解き方のわかっている計算問題は、野球で言えばキャッチボールのようなものだし、サッカーで言えばパス練習のようなものです。疲れているような場合を除いて、基本通りにやれば、どれだけ続けても絶対にミスはしないものです。計算も同じことですよ。手順通りにやれば絶対に間違わないし、そもそも間違うはずがないじゃないか!という意識が必要なのです。計算問題を解いてその答え合わせをするだけでは、今の自分の力をただ確認しているだけです。大切なのは、間違えた問題を次に間違えないようにすることですよ。そのために何をしないといけないのかを考えて実行することが勉強なんです。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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