職場体験は
中学2年生は職場体験の季節です。いつものことですが、あそこは座ったままで仕事ができるから楽!とか、あそこは美味しいまかないが食べれるとか、あそこは午前中だけで帰れるとか、いろんな理由で体験先を選ぶわけです。まあ、どんな職場に行くことになったにしろ、とにかく、働いてお金を稼ぐことの大変さをぜひ理解して欲しいと思っています。中学校のキャリア教育って、世の中にはどんな職業があって、自分にはどの職業が向いているか、どんな職業をやってみたいか、というような視点でしか教育してくれませんからね。そういう仕事内容に関する興味ももちろん大切ですが、それと同じくらい大切なのが、どのくらい稼げるのか?というようなお金に関することだと思います。と同時に、人が生活をしていこうと思ったらどのくらいのお金が必要なのか、家族を養おうと思ったらどのくらいの稼ぎが必要なのかについてもちゃんと教えるべきだと思います。そういう経済的な価値観、つまりお金の話については一切しないじゃないですか。学校が社会に出るための準備だとすれば、やはり学校でそうしたお金に関する教育をしっかりやるべきだろうと思います。お金に関して、稼ぎ方、増やし方、使い方、守り方など、何にも学校で教わったことがありません。三角形の面積の公式なんて、何の役にも立たないのにひたすら覚えさせられる一方で、銀行の使い方とかお金の借り方とか投資の仕方とか、何にも知らないまま社会に放り出されるわけです。子供の頃に、親がいくらぐらい稼いでいて、自分たちにいくらぐらい投資してくれていて、借金がどの程度あって、資産がどのくらいあって、日々の生活費がどの程度で・・・なんてこと、もちろんまったく知りませんでしたし。まあ、そんなところまで子供に教えるかどうかは別ですけど。ともかく、職業や仕事の選択では、その仕事内容だけでなく経済的な面での判断も大きいのですから、職場体験が単なる仕事の体験会に終わるのではなくて、仕事と稼ぎの結びつきを考える一つのきっかけになってくれれば良いのになと思います。社会に出て自立したときに、いったい自分は何をして、いくら稼いで、どんな生活をしているのか。そういう想像力を身につけさせてあげることが、案外、今の勉強へのスイッチを入れることになるのではなかろうかと塾長は思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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