暗算するのは悪いこと???

塾や学校の指導でのセオリーと言うか、よく言われていることで、”暗算する子は数学(算数)ができない!”みたいなのがありますよね。要するに、途中式をちゃんと書かないから、結果としてミスも多くなるしスピードも遅くなるってことです。塾長はこの意見、概ね賛成ですが、一部で反対です。なぜかと言うと、途中式を常にちゃんと書くことが、ミスを減らしたりスピードを速めたりするとは限らないからです。必要の無いところまできちっと書くことによって、それを書く手間も増えますし、転記によるミスだって可能性は高まります。計算の途中では、暗算でやった方が速くてしかも正確という場合だってたくさんあるのです。もちろん、”暗算力”は人によって大きく違いますから、どこまで途中式を書くべきなのかも人によって違います。ただ、その”暗算力”そのものは、実際に使うことによって鍛えられるものですから、何でもかんでも途中式を書け!という指導は、行き過ぎるとその子の”暗算力”強化の機会を奪ってしまいかねません。どこまで途中式を書いて、どこまで暗算をするのかの判断は、結局本人にしかわからないとも言えます。だからこそ、途中式を書かないことを頭から否定するのではなくて、暗算との天秤の中で、どちらがより速くより正確に解くことができるのかをその都度本人に判断させるようにすることが大切と思います。途中式を書かなかったために起きたミスを冷静に見つめ、同じレベルの問題を暗算力を鍛えることで乗り切るのか、それとも途中式を書いて乗り切るのか、その都度判断するのは本人しかできないことなんです。能力を伸ばすためには、チャレンジだって必要のはず。だから、盲目的に途中式を書かせるような指導はちょっと疑問です。目的はあくまで、できるだけ速く、できるだけ正確に問題を解くことのはず。その目的をどうやったら解決していけるのかを自分で考えられるように指導していくことが大切と塾長は思います。本年度より漢検を当教室で受験していただけるようになりました。塾生以外の一般の方の申し込みも歓迎いたします。次回は6月19日(日)です。
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