初日ガイダンス
高校の数学の授業。今年は1年生の数Ⅰと、3年生の演習を受け持っています。今週はまず1回目のガイダンス。年度初めの1回目の授業の内容はいつも決めています。テーマは、”数学力”について。私、数学って苦手なんですよね!って言う生徒のほとんどは、数学の力は、ある種持って生まれた才能のように考えているところがあります。もちろん才能も大切だけど、それよりももっと大切なものがあるのです。それが、”知識量”と”再現力”だと塾長は思っています。数学力=”知識量”×”再現力”+α(ひらめき)ひらめきはあくまでプラスαであって、それが主体ではないのです。どんなに才能があっても、今までに経験したことの無い問題を”ひらめき”でさらさらと解ける人はほとんど居ません。もし居たとしたら、そういう人を天才と呼びます。塾長を初めとして我々のような凡才は、経験したことの無いことをできないのが当たりまえと思います。要するに、見たことの無い問題や、解決の仕方を知らない問題なんて、できないに決まってるじゃないですか。それを、無理矢理なんとかしようとするから、苦手意識がどんどん刷り込まれるんです。ひらめかないのは才能が無いから・・・というのは正解かもしれませんが、そもそもそんな才能のある人なんて一握りだけなんですよ。ほとんどの人はひらめいているわけじゃなくて、前にやったことがあるというだけのことです。だから、知らないものは知らないと割り切って、知ろうとする努力をすれば良いだけです。知識量が増えて、見たことが無い問題や知らない問題が減れば、当然、できない問題も減るのです。もちろん、一度習ってできるようになったはずだけれど、やっぱり解き方を忘れちゃった・・・という場合もあるでしょう。だから、それを支えるのが”再現力”なんです。再現力とは、答を見たり教えてもらったりして解決できた問題を、後で自分一人の力で解くことができる力です。これを鍛えるには、ある意味根性論的なところがありますが、ゴリゴリと手と頭の中を動かすしかありません。ただ解き方を教わっただけで簡単に再現できるのなら良いですが、そんなことは無いでしょう。解き方を知っているつもりでも、やはり何度も反復しなければ、簡単に忘れてしまいます。いざという時に自力で再現できないのでは、せっかく知識を増やした苦労が台無しです。だから、ゴリゴリと手と頭を動かすのです。前に経験していることをただ繰り返すだけであれば、そこにも”ひらめき”は一切必要無いと言えます。そのことをまず理解して欲しいと思います。頑張って知識量を増やし、頑張って再現力を養えば、数学は必ずできるようになります。数学が苦手だった人が一人でも減って、数学に自信を持てるようになる人が一人でも増えることを目指して、今年度も一緒に頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。本年度より漢検を当教室で受験していただけるようになりました。塾生以外の一般の方の申し込みも歓迎いたします。次回は6月19日(日)です。申し込みは5月11日まで!お早目に。
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