自学ができないのに数学はできるようにならない。

何度も言いますが、数学は自分で解いてナンボの世界です。メッシがサッカーしている映像を見て、いくらイメージトレーニングを積んだとしても、結局自分がそれを再現できなかったらサッカーの試合には出れないし、出ても勝てないんですよ。イメージをちゃんと頭に焼き付けられれば、サッカー評論家ぐらいならできるかもしれませんけど。それだけでは試合には出られません。自分で体を動かして練習しないとダメじゃないですか。同じように、数学の点数をなんとかしようと思ったら、ひたすら問題を解くこと。そうすれば少なくとも、できない問題とできる問題に分類することができます。その中で、できない問題をなんとかすることに集中すれば良いのです。解説や答をみているだけ、聞いているだけでは何にも前に進みません。実は、高校の数学で、特に受験生の演習系の授業というのは、その内容をどうするかがとても難しいのです。たいてい、演習用の問題を事前に配って予習させてそれを授業で解説するか、予習をやってこない生徒が多ければ授業中に演習時間を取って、残りの少ない時間で解説するか・・・ということになりますが。レベルも全然違うし、できない問題のツボも全然違う複数の生徒に、同時に同じ内容の問題を解説することには何の意味も無いと個人的には感じています。それに、大学入試問題レベルになると、50分の授業の中で詳しく解説できるのはせいぜい3題~4題です。もしその問題の解き方がわかっていたら・・・先生の授業を聴いても、はいそうですねとうなずくだけだったら・・・超無駄です。逆に、その問題の解き方に至る前段階の知識が無ければ・・・先生の授業を聴いても、まるで外国語を聴くかのようにまったく理解できなかったら・・・これも超無駄です。そういう自覚が、教えている先生にも、教えられている生徒にも全然無いことが大問題と思います。こんな授業で、しかも寝るのも内職するのも絶対にダメって言われたら、もう苦行でしかありません。うちも長女が高3の受験生ですからね。この時期になって、もし長女の受けている授業が長女の今のレベルとかけ離れたものだとわかったら、絶対焦りますよ。自分の受け持ちの生徒一人一人が自分の子供のようなものですから、その一人一人の成績アップを考えたら、誰に合わせているんだかわからない通り一遍の授業を、全員にただひたすら聴かせるだけのような授業ができるはずもありません。20人も30人も居るクラスで、ちょうど授業で解説している問題とみんなのレベルがぴったり一致しているなんて、有り得ないじゃないですか。だから、数学演習の授業は基本自学自習であるべきと考えています。自分のレベルに合った問題を、解答と解説を頼りに自分で自主的に進めていけばいいんですよ。そもそも、それができないぐらいなら、先生の解説をじっくり聴いてそれを活かすことなんてできるわけありませんから。授業中の先生は、自主的な勉強のやり方へのアドバイス、レベルの指示、解説を読んでもわからないところの質問に応えるなどに重点をおくべきと思います。自学のやり方を教えていくことで、授業の時間だけでなく、圧倒的に多いそれ以外の時間を効率的に使えるようになってもらうことが最優先でしょう。普通科の上位校に進んでいる生徒は、これを要領良くできるようになっている子が多いです。逆に、中堅校あたりになると、真面目な子は特に、やれと言われたことをただやるだけに慣れている生徒が多いので、その意識のところをまず指導していかなければと思います。ランキング参加しております。読み終わりましたら、ぽちっ!とお願いいたします。まったく身勝手なお願いではございますが、ぜひぜひ皆さんのご協力をお願いいたします。↓ぽちっとクリック!
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